December 2007

開発現場へ取材に行きました! …けれど

December 28, 2007 20:55


ホーマー:
うーん…困った………うーん……うーん……

イーディ:
ちょっとホーマー、頭抱えて一体どうしましたの?
辛気くさいですわよ。

ホーマー:
ああ…イーディさん…。
実は、前回の陣中日誌のことなんだけど…。

イーディ:
何か反響ありましたの? 気になりますわ。

ホーマー:
え、ああ…嬉しい反響や要望もいくつかあったよ…。
でも、それとは別に…あれを見たロージーさんに………

ロージー:
何だい、ありゃ。わけわかんないにも程があるだろ。
アンタら、本当にやる気あんのかい?

ホーマー:
………的なことを言われたのさ…。

イーディ:
んなっ!
まるで今、目の前で言われたかのような錯覚を覚えましたわよ!
歌姫だかスイカ女だか知りませんけれど、腹立たしいですわ!

ホーマー:
………でも、ロージーさんの言っていることは事実さ…。
イーディさんも、事実だから腹が立つんだろう…?
はぁ………どうすれば、みんな納得してくれる日誌が書けるかな…。

イーディ:
ぐぐぐぐ…!
アイドルたるものっ…誰からも認められなければいけませんわっ…!
ホーマー! 二人で良いテーマを考えましょう!

ホーマー:
うん…さっきから考えているんだけど………うーん…。

イーディ:
もう! 既に日誌を書き始めてるんですのよ! 急いで考えませんと!

…むむむむむ〜…

ホーマー:
………うーん…やっぱり…うーん…

イーディ:
……むむむむ…

ホーマー:
………ううーん………
この要望に…ひとつづつ………うーん…

イーディ:
……んんん〜!
考えているだけで行動しないのは、わたくしの性に合いませんわ!
今すぐ開発現場へ直接取材に向かいますわよ!
きっと何かあるはずですわ!
ホーマー、わたくしに続きなさい! 突撃ですわよ!

ホーマー:
ああっ…そんな無計画な………!
それに、ぼくは突撃兵じゃないんだよ…待っておくれよ…!

『戦場のヴァルキュリア』開発現場 出入り口
『戦場のヴァルキュリア』開発現場 出入り口

イーディ:
開発現場に着きましてよ!
随分静かですわね………まぁっ! なんということ!

ホーマー:
ハァ…ハァ…どうしたんだい…?

引き続き、戦場のクリスマスをお楽しみ下さい。
引き続き、戦場のクリスマスをお楽しみ下さい。

イーディ:
季節感ゼロですわ!!
未だにここは戦場のクリスマスですわよ!!!!

ホーマー:
イーディさん………フゥ…フゥ…
みんな静かに集中してるようだから、あまり騒がない方が…。

イーディ:
…いえ、おかしいですわよ。静かすぎますわ。
もしかして、誰もいないんじゃありませんこと?

ホーマー:
えっ? そんな………!? あっ…!

静まりかえる開発現場
静まりかえる開発現場

イーディ:
謀られましたわ! 全員どこへ行きましたの!?

ホーマー:
あ…あっちの方から声が聞こえるみたいだ…。

イーディ:
行ってみますわよ!

ホーマー:
ああっ…待ってイーディさん………ハァ…ハァ…

盛り上がる開発現場(ついでに投刃武器の開発中)
盛り上がる開発現場(ついでに投刃武器の開発中)

イーディ:
何の騒ぎですの!
開発中のところを取材したかったんですのに!
こんなもの撮っても意味ないですわ!

ホーマー:
ああ…楽しそうだね…。
………納…会…? 忘年会みたいなものか…。
これから更に開発は追い込みみたいだし、たまには息抜きも必要だろうさ…。

イーディ:
追い込み前の息抜きですって?

ホーマー:
恐らく、年末年始もここは戦場なのさ…。
ほら、ぼくたちもこの間、エーデルワイス号を囲んで
みんなで色々話しながら食事しただろう?
あれ楽しかったなあ…。
イーディさんも、あの時はロージーさんの歌を真剣に聴いていたじゃないか…。

イーディ:
き、気のせいですわ!
聴き入ってなんかいませんわよ!

ホーマー:
フフ…過酷な戦場にいる者同士、ああやって結束を強めていくものなのさ…。
イーディさんだって分かってるだろう…?

イーディ:
ふ、ふん!
でも、これじゃ今回もまた、ろくな日誌が書けませんわよ!
くやしいですわっ!
無理矢理にでも取材してまわろうかしら!

ホーマー:
まぁまぁ………盛り上がっているようだし、あまり水を差さない方がいい…。
また来年に取材させてもらえばいいさ…。

イーディ:
うううう…くぅ…。仕方ありませんわね…。
来年は必ず、凄い情報を手に入れて見せますわよ!

ホーマー:
フフフ………ぼくも協力するよ…。

そうそう…ところで…
あの食事の前にみんなで撮った写真、もう見たかい?

イーディ:
あら、まだ見てませんわ。
もう出来ましたの?

ホーマー:
昨日の晩、エレットさんに会ったときにもらったんだ。
イーディさんも受け取りに行くといいよ…。
ほら、これ見て………どう思う? よく撮れてるだろう…?

ガリア公国義勇軍・第7小隊の隊員達
ガリア公国義勇軍・第7小隊の隊員達

イーディ:
………………

ホーマー:
…イーディさんのポーズ、斬新だなぁ。

イーディ:
………………ホーマー…あなた………

ホーマー:
…え? なんだい?

イーディ:
どうしてわたくしよりも目立ってますの!
第7小隊のアイドルは、このわたくし! イーディ様ですのよ!

ホーマー:
フ………仕方がないよ、イーディさん…。
写真は………「真実を写すもの」…だから…ね…。(キラキラ)

イーディ:
どういう意味ですのーーーッ!!!!!

ホーマー:
わぁっ…イーディさんヤメ………ああっ!
なんて不幸なっ…ぼく…っ!

ロージー:
(遠くの方から)

何やってんだアイツら…。
やっぱり日誌の担当者、換えた方がいいんじゃないか?

今日から日誌を書きます

December 21, 2007 17:00


ホーマー:
やあ…こんにちは。
ぼくは陣中日誌の担当を命じられた、ホーマー・ピエローニ…。
みんな、よろしく頼むよ…。

イーディ:
おほほほほ!
同じく担当になりました、第7小隊のアイドル! イーディ・ネルソンですわ!
よろしくしてあげてもよくってよ!

ホーマー:
………イーディさん…。
お客さん達に対して、そんな横柄な…。

イーディ:
そんなこと構いませんわ! わたくしを誰だとお思いですの!
というか、わたくしたち日誌を書いているはずですのに、
誰に対して自己紹介してるんですの?
「お客さん達」? 誰もいないじゃないですの!

ホーマー:
ふふ…そうかい…? ぼくは感じるよ…。
ぼくたちを奇異の目で取り囲む、観衆達の視線を…。

イーディ:
気持ち悪いこと言わないで下さいまし!
大体「日誌」なんて言っておきながら、どうせ毎日書いたりなんかしないんでしょう!
全てお見通しですわよ!

ホーマー:
ああっ…そんな目でぼくを見ないでおくれ…!
心が痛むよ…。

イーディ:
ふん、まぁいいですわ。何にせよ、任務はきちんとこなしますわよ!
さぁ「お客さん達」とやら。これからわたくしたちが、あなた方のために
「『戦場のヴァルキュリア』に関する情報」をお届けしますから
楽しみに待っているといいですわ!

ホーマー:
やっぱりどことなく上から目線なんだね…。

イーディ:
さぁ、早速探しにお行きなさい! ホーマー!

ホーマー:
…え…! ぼくかい…?
ぼく、偵察兵じゃなくて支援兵なんだけど…?

それよりも…ぼく………ああ… (そわそわ)

イーディ:
もちろん存じておりますわよ!
支援兵なら支援兵らしく、前線に突撃するわたくしを、しっかりサポートなさい!
さぁ、早く「『戦場のヴァルキュリア』に関する情報」を見つけて、
ここで「お客さん達」を抑えているわたくしを、サポートするのですわ!

ホーマー:
ふぅ…初回からめちゃくちゃだよ…。
こんなことで、これからこの陣中日誌をやっていけるんだろうか…。

(そわそわそわそわ) …ああ……… (うずうずうずうずうず)

イーディ:
ちょっと、さっきからなんですの?
全然やる気が見えませんわ!

ホーマー:
…すまないね…。 (そわそわ)
実は、これ…。
この、ぼくのブーツ見てくれるかい…。

イーディ:
全く! あなたの靴が一体どうしたって言うんですの!?
そんなもの興味ありませんわ!

ホーマー:
ほら、ここ汚れてるだろう…?
ブーツの泥を洗いたいのに、今日もどんよりした曇り…。
これじゃ、洗っても乾かないよ…。
………こうして悩んでいる間に、陣中日誌が始まってしまうし…。
困ったな………。ぼくって、いつもタイミング悪いんだ…。

イーディ:
相変わらずウンザリするほどの潔癖性ですわね。
そんなこと、今はどうでもいいですわ。
とにかく、何か「『戦場のヴァルキュリア』に関する情報」ですわよ!
まぁ、どうしても見つからないのでしたら、そうですわね…
今回は第一回目なんですから、まずは第7小隊のアイドルである、このわたくし!
イーディ様の素晴らしさについて、たっっっぷりと知って頂いたらよろしいですわ!

ホーマー:
フフフ…イーディさんは、いつも前向きだね…。
それに引きかえぼくは、こんな時にまでブーツの汚れが
気になって気になって仕方がなくて、しかも天気のこと程度で憂えいだりして、
ホント…ナイーブなんだ…。

イーディ:
………イラッ

ホーマー:
ぼくは、いつも細かいことにこだわったり、少しのことでクヨクヨしたり、
ガラスみたいに壊れやすくて…雪みたいに………儚いんだ…。
どうしたら野の草みたいに、たくましくなれるんだろう…。
イーディさんがうらやましいなぁ…。
…ああ、早くブーツの泥を落としたいなぁ…。

イーディ:
きーっ! とても不愉快ですわ!
ブーツの汚れが、なんだって言うんですのよ!
だったらわたくしが、今すぐ洗って差し上げますわよ!

(ざぶっ ばっしゃーん!)

ホーマー:
ああっ…! ひどいよイーディさん…!
革のブーツにいきなりバケツの水をかけるだなんてっ…!
あああ…中にまで水が溜まっちゃってるよ…。

イーディ:
ふんっ!
そんな程度の汚れを気にしていては、戦場になんか出られませんことよ!
アイドルでありながら毎日先陣を切って駆け回るわたくしを、少しは見習いなさい!

ホーマー:
うっうっ…ビショビショだ…。
絶対、今晩中に乾かないよ…これ…。
明日は一日、湿ってて重たくて冷たいブーツを履かなきゃ行けないんだ…。

イーディ:
あ、あなたが悪いんですのよ!
そんなに靴が汚れるのが嫌なら、明日は裸足で過ごすといいですわ!

ホーマー:
しくしく…

イーディ:
………ふ、ふんっ!

ホーマー:
めそめそ…

イーディ:
……… (ちょ、ちょっとやり過ぎたかしらっ)

ホーマー:
びちゃびちゃがさがさ…

イーディ:
ちょっ! なんで速攻で履いてるんですの!

ホーマー:
ああ…なんて惨めな姿なんだ、ぼく…。
ぼくって本当に………不幸…なんだよね…。 (ふつ、さらさら)

イーディ:
(うわっ…この男…!)

かっ勝手になさるといいわ! とんだ興醒めですわよ!
わたくしも暇ではありませんの! もう一人でやっておいでなさい!

ホーマー:
あっ…そんな…イーディさん…! 待って! 行かないでおくれよ…!!
ぼくには、きみが必要なんだよ…。
きみのそばに置いておくれ…!

イーディ:
なんですって…?

ホーマー:
ぼくを独りにしないでおくれ…。
ずっときみに…付いていくよ…。

イーディ:
ふっ…ふふふっ…おほほほほほほ!
なぁに? ホーマー。あなたそうだったのね!
わたくしの親衛隊員になりたいのであれば、最初からそう仰ればよろしかったのに!
よくってよ!よくってよ! わたくしに付いていらっしゃい!

ホーマー:
ありがとう…。
きみに虐げられることで、ぼくはぼくでいられる…。
ああ…ぼくって本当に…繊細で壊れやすくて…不幸なんだ………。 (キラキラ)

イーディ:
………こんなんで、これからこの陣中日誌やっていけるのかしら…